秘伝ってほどのモンではありませんが、ちょっと覚えておいて、
「お!250度だから焼いてもいいよ」なんていうと、
「パパすごーい!」
「あなた、何でも知ってるのね、見直したわ~」
なんてこと言われて、そこからのビールがより美味しく飲めたりするかもしれませんよ~。
鉄板の温度によって鉄板に落とした水の状態が違います。
鉄板の表面温度が
1.100度以下
2.120度前後
3.150度前後
4.200度前後
5.250度以上
の5段階で、落とした水の変化を比べてみました。
今回は定番の6㎜厚の鉄板で実験してみました。
最後におまけで、0.47㎜ほどのごく薄鉄板でも同じ実験をしてみました。
ちょっとピンぼけでわかりづらいですが、水がすこーしづつ蒸発していますが、なかなか水はなくなりません。
最初は勢いよく蒸発しますが、温度が下がってしまいだんだん蒸発速度がゆっくりになって、しみのような形が残っています。
水は勢いよく蒸発し、しみのような形も見る見るうちに消えていきます。
水はさらに勢いよく蒸発しますし、最初の数滴は、玉状になってはねています。
もう、すべての水が玉状になってはじけます。しみのようになりません。
5パターン実験しましたが、覚えておくのは、250前後の状態だけでよいと思います。
食材にもよりますが、一旦は250度前後まで温めて使うのが基本です。
水滴が玉状にはじけ飛んだら、OK!です。
野菜の水滴などをパッと飛ばして、鉄板の温度を確かめてから焼くと、失敗がありません。
ちなみに、この温度になるにはどれくらいの時間がかかるかというと・・・
プロパンガスのコンロを使った場合、時間と温度の関係はこんな感じです。
火力が、家庭のコンロか、BBQの炭か、とか気温、室温によりかなり違ってきますので、目安位にしてください。
鉄板の厚み/時間 |
0分 | 3分 | 5分 | 10分 |
2.3㎜ | 23度 | 220度 | 320度 | 340度 |
6㎜ | 19度 | 200度 | 270度 |
|
9㎜ | 25度 | 170度 | 250度 | 357度 |
0.47㎜ | 21度 | 300度/30秒 |
|
鉄板が厚いほど、温めるのにも時間がかかります。
6㎜で、3分~5分と覚えておくと便利です。
おまけで、薄い鉄板でも実験してみました。
いわゆるトタンくらいの厚さです。
0.74㎜位です。
曲がってしまった鉄板です。
一度こうなってしまった鉄板でケーちゃんを焼くと、焦げるところとタレがたまってやけないところができて悲惨です。
残念ですがスクラップです。
0.47㎜ほどの鉄板を火にかけますと、あっという間に300度近くに達し、水をかけるとパンッという音がして鉄板がグニャっとなりました。温度の上昇下降が激しく、一定の温度が保てません。鉄板は、二度ともとには戻りません。0.47㎜というのは、極端に薄いですが、量販店のBBQ鉄板は、これに近いものがありますので、冷たい食材を投入する時などは、お気を付けください。
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